「姑獲鳥の夏」

Posted under 京極夏彦 by ポニョ on 水曜日 4 3 月 2009 at 1:28 PM

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著者:京極夏彦
出版社:講談社
価格:840yen (文庫版)

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この世には不思議なことなど何もないのだよ―古本屋にして陰陽師が憑物を落とし事件を解きほぐす人気シリーズ第一弾。東京・雑司ケ谷の医院に奇怪な噂が流 れる。娘は二十箇月も身籠ったままで、その夫は密室から失踪したという。文士・関口や探偵・榎木津らの推理を超え噂は意外な結末へ (Amazon.co.jpより)

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ほかの京極さんの作品を本屋さんにいって、探すと「辞書?」と間違うくらいの
ボリュームがあるのが、この作品の魅力の一つじゃないかと思います。
この初期の「姑獲鳥の夏」なんですが、百鬼夜行シリーズの第1作となっていて
あとから出ているシリーズに比べると薄いと思えるボリュームですが、
ほかの本と比べると、十分分厚いと思えるボリュームとなっています。

普通のミステリーとはちょっと違い探偵役というのが、古本屋でもあり神主でもあり
陰陽師による憑きもの落としをしている中禅寺が担っております。
探偵が仕事の榎木津もでてきますが、普通のミステリーで言うと解決するための
仲間という役割です。
京極さん作品の魅力として膨大な知識によって繰り広げられる理論的な解釈。
妖怪という言葉がでてきますが、超自然的なものではなく理論的なわかるものとして
説明にでてきて、妖怪ミステリーといわれることがありますが、実に自然なものとして
うまく説明に出来ているなと思えるものとして出てきます。
このすごいボリュームであってもそのおかげもあってサクサクと読める作品です。
「姑獲鳥の夏」ちなみに「うぶめのなつ」と読みます。
ストーリーとしても、とても読み応えのある本です。

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