「ナイチンゲールの沈黙」

Posted under 海堂 尊 by ポニョ on 火曜日 3 2 月 2009 at 11:47 AM

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ナイチンゲールの沈黙

著者:海堂 尊
出版社:宝島社 文庫
価格:1680yen

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東城大学医学部付属病院・小児科病棟に勤務する浜田小夜。担当は、眼球に発生する癌―レティノブラストーマの子供たち。小夜は眼球を摘出されてしま う彼らのために、子供たちのメンタルサポートを不定愁訴外来・田口公平に依頼する。その渦中に、患児の父親が殺され、警察庁から派遣された加納警視正は院 内捜査を開始する。小児科病棟や救急センターのスタッフ、大量吐血で緊急入院した伝説の歌姫、そこに厚生労働省の変人・白鳥圭輔も加わり、事件は思いもか けない展開を見せていきます…。 (Amazon.co.jpより)

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前回のチームバチスタがおもしろかったので海棠さんの次の続編です。
途中でジェネラル・ルージュと呼ばれる救急救命チームの速水が登場しましたが、
どうやら次回作の主要登場人物の一人のようです。
MRI の担当である島津と共に、田口とは同級の間柄ででてきますし
白鳥にも今度は敵ともとらえる事が出来る検察庁からの出向で登場する加納警視正も良い味が出ていますし、
この辺の展開は今後の桜宮ワールドの広がりを予感させて面白いです。
ただ、物語に於ける事件自体は前作ほど存在がなく、
小夜と冴子の唄とその影響に力点が置かれているようで、
この辺は好みが分かれるところではないでしょうか?
ただそれでもこのバチスタシリーズ自体の設定が面白いので
十分楽しめる作品になっています
前作を読んでいなくても話自体はわかると思いますが、前作を読んだほうが
より一層楽しめる作品だと思います。

「チームバチスタの栄光」

Posted under 海堂 尊 by ポニョ on 火曜日 20 1 月 2009 at 11:29 AM

おもしろいと思った本の紹介をしていきます

51zvz958rql_sl160_aa115_ チーム・バチスタの栄光 (単行本)

著者:海堂 尊
出版社:宝島社 文庫
価格:1680yen

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*東城大学医学部付属病院の“チーム・バチスタ”は心臓移植の代替手術であるバチスタ手術専門の天才外科チーム。
ところが原因不明の連続術中死が発生。高階病院長は万年講師で不定愁訴外来の田口医師に内部調査を依頼する。
医療過誤死か殺人か。田口の聞き取り調査が始まった。 (Amazon.co.jpより)
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ドラマにも映画にもなった、「チームバチスタの栄光」です。
現役のお医者さんが書いた医療ミステリーのデビュー作になります。
手術室という心理的密室、医療過誤か殺人か。院長命令によって、チーム・バチスタのメンバーを聞き取り調査する主人公・田口先生。緊迫感のある設定です。すぐにウワサがかけめぐる院内の人間関係や、大学病院の院内政治など、ふとした箇所にも現役のお医者さんが書いているというだけあって病院の大変なリアリティを感じるのですが、小説全体に漂うのはコミカルな印象で、医療ものと聞いて難しいかと思えば、とても読みやすいのです。スイスイよめます。
特に前半部は、とぼけた感じの田口先生の影響か、おっとりとしたムードでストーリーが進みます。このままでも十分面白いと思うのですが、ストーリーの後半に差し掛かると爆発的に全てが変化します。

後半より登場の探偵役・白鳥によって作品の空気は変貌します。
この白鳥を表現するのに、登場人物の一人は「ロジカル・モンスター(論理怪獣)」と呼ばれます。
全ての行動が論理的に組み立てられはいますが、それがあまりに突飛で型破りすぎて他人にはまったく理解不能な行動ばかり。
人を人とも思わないような無礼千万さで頭ごなしに批判をぶつけ、相手を激怒させ、人間関係をムチャクチャにしてしまいかねない傍若無人っぷり。

前半のおっとりとした田口先生とこの無茶苦茶な探偵役の白鳥の絡みがまた
楽しいという展開になっていきます。もちろん謎解きもですが。
この2人によって、事件はどうなるのか是非続きは本でお楽しみください。